TOEIC800点以上といえばビジネスパーソンなら海外赴任の候補者としてキャリアアップできたり、大学生ならグローバル企業をはじめ多くの企業の就職活動で有利になるスコアです。
しかし800点以上は受験者全体の約10%といわれるように、なかなか突破するのが難しい壁です。
そこで本記事では、TOEIC800点を確実に突破したい人のために効率的な勉強法とおすすめの参考書を紹介します。800点の壁を越えるための攻略法を一緒に確認していきましょう!
TOEIC800点のレベル
TOEICは2時間で200問の問題を解く英語テストで、リスニングセクションとリーディングセクションの2種類の科目で構成されています。
TOEICの結果はすべてスコアで表示され、最低スコアは10点、最高スコアは990点。日本人のTOEIC受験者の平均点はおおよそ580点台で、800点以上は受験者全体の約10%といわれています。
TOEIC800点を取るために必要な勉強時間
TOEIC800点を取るために必要な勉強時間は今の自分のスコアによっても大きく変わりますが、例えば今のスコアが平均の500点台なら、800点取るために700時間以上の勉強時間が必要といわれています。1日に3時間勉強すると233日、月にすると約7ヶ月です。
しかし、スコアを上げるのに大事なのは合計の勉強時間ではなく、1時間でどれだけ内容の濃い勉強を効率的にできるかです。
極端な話、700時間勉強したからといって必ず800点以上のスコアを取れるということではありません。特に忙しい社会人は毎日3時間〜5時間といったまとまった勉強時間を取ることはほとんど不可能に近いですよね。
勉強時間に制限がある人は、いかに短い時間で効率よく勉強するかが勝負です!つまり、毎日のスキマ時間を有効活用して内容の濃い勉強をとにかく続けることが重要です。
TOEICの問題形式と800点を賢く取る方法
TOEICスコア800点を取るためには、各パートでどれほどの点数や正答率を出せばいいのでしょうか。
一例として、実際のTOEICテストの問題形式に沿った理想的な点数配分をまとめました。
TOEICの問題構成とスコア配分
まずはTOEICテストの問題構成とスコア配分について確認しましょう。
リスニング | 問題 | 設問数 |
---|---|---|
Part1 | 写真描写問題 | 6問 |
Part2 | 応答問題 | 25問 |
Part3 | 会話問題 | 39問 |
Part4 | 説明文問題 | 30問 |
リーディング | 問題 | 設問数 |
---|---|---|
Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 |
Part7 | 文書問題 | 54問 |
TOEICテストはリスニング(約45分間・100問)とリーディング(75分・100問)の二科目から構成されていて、合計200問の990点満点で評価されます。
リスニングセクション・リーディングセクションは各495点満点の点数配分なので、単純計算すると1問5点(495÷100=4.95)です。
つまり、TOEIC試験で800点を取るには200問中160問以上の正解が必要で80%以上の正答率が求められます。
TOEICは慣れのテストでもあるので、事前に出る問題の傾向や時間配分を理解するのが大切です。TOEICテストに望む前に時間配分も下記記事を参考にして理解しましょう。
リスニング問題の解き方
リーディングセクションで495点中430点を取るための解き方を紹介します。
正解数/設問数 | 正解率 | 点数 | |
---|---|---|---|
Part1 | 6/6 | 100% | 30点 |
Part2 | 22/25 | 88% | 110点 |
Part3 | 33/39 | 84% | 165点 |
Part4 | 25/30 | 83% | 125点 |
合計 | 86/100 | 86% | 430点 |
- 英文冒頭のひとこと目を必ず聞く
- 問題の先読みをして次の回答の準備をする
- 集中力のある前半のPart1〜Part2は全問正解を目指す
英語は結論を先に持ってくる文章構成なので、リスニング問題の英会話や説明文でも重要なポイントは英文の冒頭部分に集中している傾向があります。リスニング音声は各英文の最初の3語を意識して聞き取りましょう。
また回答時間(約8秒)の間に次の設問の先読みをすることが重要です。Part2以外は設問内容が問題用紙にテキストで記載されているので、次の問題がどのような会話内容・説明文なのかある程度予想することができます。
TOEICスコア800点を目指すなら、試験の序盤で最も集中力があるPart1〜Part2は全問正解を目指す勢いで問題に取り組むのがおすすめです。リスニング問題が得意な人は、このセクションでできるだけ点数を稼ぎましょう!
リーディング問題の解き方
次にリーディングセクションで495点中430点を取るための解き方を紹介します。
正解数/設問数 | 正解率 | 点数 | |
---|---|---|---|
Part5 | 28/30 | 95% | 140点 |
Part6 | 13/16 | 81% | 65点 |
Part7 | 45/54 | 83% | 225点 |
合計 | 86/100 | 86% | 430点 |
※1問5点だった場合の計算です。
- 時間配分を意識して解く
- 自分が最も解きやすいパート順で解く
- 時間がかかりそうな捨て問題を見極める
TOEIC800点を突破するためには、リーディングセクションの時間配分が鍵です。
リーディングセクションではパート7の長文読解が最も時間のかかる問題です。そのためパート5とパート6の穴埋め問題をできるだけ早く解いて、パート7の回答時間に余裕を持たせることが重要です。
パート5とパート6の理想的な回答時間は1問30秒〜50秒です。またPart7も含めて、あまりにも時間がかかりそうだと判断した問題は「捨て問題」として潔く切り捨てましょう!
リーディング問題は制限時間を自由に使えるので、自分の解きやすい解答順を見つけて好きなパートから解き進めるのも一つの方法ですよ。
筆者のおすすめの解答順やリーディング問題の時間配分についてさらに詳しく知りたい人は、下記の記事を必ずチェックしてください!
TOEIC800点を取るためのおすすめの単語帳と参考書
TOEIC800点の壁を越えるためのおすすめの参考書・問題集、単語帳を紹介します。
キクタン TOEIC TEST SCORE 800
アルク出版のキクタンは「音声を聞くだけで英単語を覚えられる単語集」をコンセプトに、TOEICスコアの目標ごとに単語帳が作られているのが特徴です。現在はTOEIC500点、600点、800点、990点対策の単語帳が出版されていて、付属CDとともにそれぞれのスコアを達成するために必要な英単語を厳選して収録しています。
TOEIC800点を目指す人のために作られた単語帳なので、無駄な英単語は一切ありません。特にパート5やパート6といった文法穴埋め問題では、ボキャブラリーの有無が結果を大きく左右します。逆にいえば穴埋め問題の場合、単語の意味がわかればすぐに解ける問題もたくさんあるので、一つ一つの問題を短時間で正確に解くことでTOEIC800点の突破がグッと目前になりますよ!
キクタンTOEICの特徴やおすすめの使い方について詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてください!
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
金のフレーズは神戸外語学院講師・TEX加藤氏が手がけた人気のTOEIC対策の単語帳です。2017年に改訂版が発売され、現在は40万部を突破しています。
この単語帳は「金のフレーズ」というタイトルの通り、単語を一つのフレーズで暗記することができるのが最大のメリットです。単に英単語が羅列しているのではなく、実際のTOEIC試験に近い穴埋め問題の形でよく出る単語やフレーズをそのまま暗記することができます。
また専用のアプリをダウンロードすれば音源を聞きながら各フレーズを学べるので、通勤時間や待ち時間などのスキマ時間を使って簡単にボキャブラリー対策ができますよ。
金のフレーズの特徴やおすすめの使い方について詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてください!
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
2016年に改訂された新形式問題に対応している公式問題集です。TOEIC L&Rの制作元であるEducational Testing Service(ETS)が、本番のTOEIC L&Rと同じ制作方法ですべての問題を書き下ろしした問題集です。
この公式問題集には練習テストが2回分(計400問)収録されていて、付属CDのリスニング音声は本番と同じ公式スピーカーが担当しています。常に本番の試験を意識しながら、リーディング・リスニングともに全体的なTOEIC対策ができる一冊となっています。
TOEICは出題傾向や癖が変わることが多々ありますが、公式問題集を使えば最新の問題の傾向を掴んで対策することができます。TOEIC800点を突破するなら、繰り返し練習用に一冊は持っていたいおすすめの問題集です!
公式TOEIC Listening & Reading 問題集3の特徴やおすすめの使い方について詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてください!
TOEIC800点を確実に取るためのおすすめの勉強法
TOEIC800点を短期間で確実に取るためのおすすめの勉強方法を紹介します。
問題集や参考書、単語帳と併せて使うことで、800点の壁を越えるスキルを身に付けることができますよ!
スタディサプリはリクルートによるTOEIC対策の勉強アプリです。スタディサプリではTOEIC990点満点を何度も連発することで有名な英語講師・関正生先生の解説動画が140本も収録されていて、効率よく問題を解くテクニックや各パートごとの攻略方法を解説してくれます。
スタディサプリは一つの解説動画が3分からと非常に短いのが特徴です。そのため通勤時間の電車の中やお昼休み、コンビニのレジ待ちなどのスキマ時間に簡単にTOEIC800点をクリアするための文法知識や攻略法を学ぶことができますよ。
特にTOEIC800点を目指すとなると、1問をいかに素早く時間をかけずに解くかが点数を左右します。「次の駅に着くまでにこの問題を解かなければいけない」と、時間を意識して問題を解くことで、TOEIC本番でも時間意識を持って確実に問題を解くことが出来ますよ!
またスタディサプリを使えば、机に座って問題集やノートを開く必要はありません。疲れて家に帰った状態でも、ご飯を食べながらや歯磨きをしながら、いつでも気軽にTOEIC対策ができるのが大きな魅力です。
実際の利用者からは、スタディサプリの勉強法で250点スコアアップしたという報告もあります。スタディサプリは自分が演習問題で間違えたポイントを繰り返し復習できるので、自分の苦手ポイントを客観的に把握してスコアアップするための練習を繰り返しすることができます。
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まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。本記事ではTOEIC800点以上を獲得するためのおすすめの勉強法を紹介しました。
参考書や問題集だけでなくスキマ時間にアプリを使って対策することで、忙しい人でも短期間で800点を突破することができますよ!
今この時の努力は必ず試験当日に効果を発揮します。スキマ時間を無駄にせずに効率的な勉強法で800点の壁を越えましょう!